2000年代 All アニメ ヒューマンドラマ 2015年10月31日に紹介された映画

「レミーのおいしいレストラン」(2007年、ブラッド・バード監督)

2016/06/30

2015年10月31日の映画BAより

天才的な料理の才能を持ち、いつか一流レストランのシェフになるという叶わぬ夢を持つドブネズミのレミー。ある日、彼は嵐で家族とはぐれてしまい、パリのとある一軒のレストランに辿り着く。なんとそこは、レミーが尊敬する今は亡き名シェフ、グストーの店だった。一方その厨房内では、見習いシェフのリングイニがスープを台無しにする失態を演じてしまう。すると、レミーはこっそりとそのスープを作り直し、最高の味に仕上げるのだった。それを目撃していたリングイニは、自分に料理の才能がないことからレミーの力を借りることを提案。こうして彼らは秘かにコンビを組み、パリ一番のシェフを目指すことになるのだが…。(allcinemaより引用

タマン

映画についての主催者による断片的なメモ

        • ディタールが細かい。例えば、主役のネズミ、レミーが手を洗うシーンなどがある。
        • ラタトゥイユを食べたくなること間違いなし!!(そもそも、原題は「RATATOUILLE(ラタトゥイユ)」)
        • それぞれのキャラクターが個性的。
        • いままでのピクサー映画同様に大人も楽しめる。
        • ブラッド・バード監督の「アイアン・ジャイアント」もおすすめ。

      • レミーが憧れる料理人グストーのことを酷評し死に追いやったとされる評論家イーゴという人物がいて、最後はそのイーゴを納得させる料理(ラタトゥイユ)を作りハッピーエンドとなる。そして、そのことについてイーゴが新聞の中でこのように評論する。
「評論家という仕事はいろいろな意味において気楽なものだ。安全な場所にいて、料理人が供する仕事に対し、審判を下すだけでいいのだから。否定的な評論は読者に歓迎されがちだし、その分、書くのも楽しい。
 だが評論家は苦しい真実に直面しなければならない。世の習いとして、たとえ評論家に取るに足らぬとこき下ろされた一皿でも、料理そのものの方が評論などより意味があるという真実だ。
 しかし、ときとして評論家もリスクを冒すことがある。その冒険とは新しきものを見出し、守ること。往々にして世間の風は、新しい才能、新しい想像に冷たいものだ。だから、新人には評論家という友人が不可欠なのだ。
 昨夜、私は新しきものに遭遇した。予期しなかった作り手による常識を超えた、並はずれた一皿に。
 料理人も、その料理も、『よき料理』に関する私達の通念に挑戦し、それを覆してあまりあるものだった、といっても過言ではない。いやまさに、私の魂の核を震撼させるほどの経験であった。
 以前、私は『誰にでも料理はできる”Anyone Can Cook"』というグストーの有名なモットーを蔑んでいた。だが、ここにきて、私はやっと彼の真意が理解できたのだ。誰でも偉大な芸術家になれるわけではない。しかし、誰が偉大な芸術家になってもおかしくはない。
 いま、グストーのレストランにいる天才シェフほど劣悪な環境に生まれ育ったものはいないだろう。しかし、私のみるところ、彼の右に出るほどの腕を持つシェフはフランスに一人もいない。
 私はすぐにもグストーの店に舞い戻りたい気分だ。今度はもっとお腹を空かせて・・・・・」
宮崎哲弥著「映画365本 DVDで世界を読む」より引用)
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